「遠景の山並み」を背景に持つ牧野植物園の南園では、雄大な谷地形や歴史を伝える古道「お馬道」などの資源を活かし、日本や中国の伝統園芸植物をテーマに、日本と東洋が誇るべき植物文化を世界に発信してゆきます。歴史ある園地を活かしながら、サクラソウ、カキツバタ、ハナショウブ、ハスなど数千株の代表的な伝統園芸植物を一堂に集め、その美の世界をご堪能ください。
また、温室の東側に木製の展望デッキを設け、四国の山並みを借景として谷間に広がる美しい園地をゆっくりとご覧いただけます。さらに、石段の登り降りの段差を、緩やかな坂道になるよう新設し、花を身近に感じていただけるよう広い年齢層の利用に応えた園地へと整備します。
絶景を望みながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。 |
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日本は豊かな自然に恵まれ、古くから樹木や草花を育てる園芸文化が発達してきました。江戸時代には空前の園芸ブームが起こり、日本だけで園芸化されたと言われる松葉蘭、将軍が愛した冨貴蘭など、実に多くの植物が園芸化されました。同時に鑑賞方法も多用に考案され、世界に類を見ない文化が育まれました。当時、日本の園芸文化は世界トップクラスの水準を誇っており、その頃日本を訪れた西洋の人々は日本の園芸文化の豊かさに感服し、アジサイやキクなどを祖国へ広めました。
今日これらの植物は国際的な園芸植物なっていますが、そのような事実はあまり知られていません。
本展では、私たち日本人が育み、世界を虜にした魅力あふれる伝統園芸植物の世界を、当時の園芸書など歴史的資料とともに紹介します。 |
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