土佐赤岡絵金祭り|毎年7月第3土日に開催


絵金が晩年を過ごした高知県香南市赤岡町では、毎年7月中旬の土・日の晩に「土佐赤岡絵金祭り」が行われます。蝋燭の灯りに照らされた屏風絵は、なんとも妖しい雰囲気を漂わせます。絵金が描くおどろおどろしくも妖しい、迫力あるその絵を是非ご覧ください。
【日時】 毎年7月の第3土・日(屏風絵展示19:00~)
【開催】 香南市赤岡町本町・横町商店街
【主な催し】土佐絵金歌舞伎公演・路上解説・
高木酒造酒蔵解放・絵金蔵夜間開館・
ビアガーデンなど
【日時】 毎年7月の第3土・日(屏風絵展示19:00~)
【開催】 香南市赤岡町本町・横町商店街
【主な催し】土佐絵金歌舞伎公演・路上解説・
高木酒造酒蔵解放・絵金蔵夜間開館・
ビアガーデンなど

本町・横町商店街の軒先に絵金の屏風絵が飾られ、蝋燭や提灯の灯りに照らされた絵を楽しむことができます。
写真で見ても迫力がありますが、実際に見てみると更に迫力があります!



路上展示では、学芸員さんらによる作品解説も行われており、作品への理解をより深めることができます。


東山桜荘子 佐倉宗吾子別れ
義民として有名な佐倉宗吾の実説にもとづいた芝居。歌舞伎には珍しい農民劇である。
領主の暴政に苦しむ下総佐倉の農民を救うため、将軍家へ直訴を決心した宗吾は、甚兵衛の助けで故郷へたどりつきわが家に帰る。宗吾は妻子に別れを告げて江戸へ向かう。
降りしきる雪を背景に展開する「子別れ」は愁嘆場の圧巻。
2015年7月18日撮影

東山桜壮子 佐倉宗吾子別れ(作:河田小龍)
義民として有名な佐倉宗吾の実説にもとづいた芝居。
絵金の作品と同じく、別れの場面を描いたもの。
河田小龍は土佐藩の絵師。吉田東洋のすすめで23歳の時に京都・大阪に遊学し、京都では南画、大阪では書を学んだ。京都では狩野派・狩野永岳に入門した。
2010年7月18日撮影