高知の食文化

高知の食文化

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山間の恵まれた環境で育つ農産物

  • 四方竹

    珍品四方竹。表面が四角形のように見えるのが特徴です。炒め物や煮物にされる他、空洞部に酢飯を入れて田舎寿司にも使われます。

  • 柚子

    国内流通量の5割を生産する柚子。薬味に使われる他、「ごっくん馬路村」といったジュースや柚子ポン酢といった調味料も人気です。

  • 生姜・みょうが

    生産量1位を誇る生姜とみょうが。薬味として愛用され、ジンジャーエールやおろししょうがといった加工品なども幅広く使われています。

  • 葉ニンニク

    江戸時代から愛用されている葉ニンニクは、ぬたという高知特有のタレに加工されます。

  • いたどり

    高知県民のソウルフード、いたどり。炒め物の他に煮物やてんぷらなどでも美味しくいただけます。

作物の育ちやすい環境

高知県は、地形に恵まれた環境下で育つ農作物が多く、そのどれもが生産量の多さや高知独特の食べ方などで有名です。特に生姜やみょうが、柚子は日本国内の生産量で1位を占めており、それぞれ加工して作られた商品がお土産や化粧品として販売されています。
また、珍品として四方竹やいたどりが挙げられます。四方竹は秋のわずかな期間にしかとることのできない細長いタケノコで、生産量も決して多くはなく、保存方法が難しかったためなかなか県外への販売ができませんでした。ですが、近年では保存方法も安定し、量こそ多くはありませんが県外への輸出も増えてきました。いたどりは山間ではよく生えている植物ですが、食用として栽培されているのは高知県がほとんどです。

参考文献・出典サイト

高知県 | うちの郷土料理:農林水産省

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天然の清流だから味わえる体験

  • 鰻

    清流付近の環境を利用した養殖ウナギは、天然ものにも劣りません。

  • ツガニ汁

    ツガニ汁は高知県の郷土料理の一つ。りゅうきゅうやなすと一緒に頂きます。

  • アユ

    アユは四万十川や仁淀川をはじめ、あらゆる川で取れ、塩焼きや甘露煮などにして頂きます。釣り人達からは友釣りの証として親しまれています。

  • テナガエビ

    テナガエビは年に1キロにも満たない量しか採れないのでとても貴重です。

  • ツガニ

    ツガニは海で生まれ川で育つという上海蟹の仲間です。主食はなんとカボチャ…?

清流に棲む生き物たち

高知県に流れる清流「仁淀川」や「四万十川」などには数多くの水生生物が生息しており、中でも川エビ(テナガエビ)やモクズガニ(ツガニ)を食用としていただく文化があります。
しかし近年では漁獲保護のため、解漁期間がツガニは8月~10月末(地域によっては11月末まで)、テナガエビは6月~9月と限られています。
旬の時期であれば地元の飲食店や観光施設などで食べることができますので足を運んでみるといいかもしれません。
また清流付近の環境を利用し、鮎やウナギなどの養殖もおこなっています。特に養殖されたウナギは天然ものにも劣らない人気を誇っており、臭みがなく、脂っこすぎないのが特徴です。

参考文献・出典サイト

高知県 | うちの郷土料理:農林水産省
高知県 | てながえび類の採捕禁止期間について

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カツオだけじゃない!海の名産

  • 鰹のたたき

    カツオをわらであぶって厚めの刺身にしたもの。皿鉢料理の定番の一つでもあります。

  • 鰹節

    かつお節はかつおの身を燻製させたもので、世界で最も堅い食材になります。

  • 金目鯛

    深海に生息する金目鯛ですが、高知県東部の室戸は日本有数の金目鯛の漁獲量を誇っています。

  • ウツボ

    「海のギャング」ことウツボも高知では珍味の一つ。絶妙な味わいが楽しめます。

  • 鰹

    高知県は全国一のカツオの消費量を誇り、タタキは、高知の代表的料理の一つとなっています。

漁獲量が多いのはカツオだけではない!

「高知県で漁獲量の多い魚といえば」と聞かれて第一に出るのはカツオが大半と思われがちですが、カツオだけではありません。高知県東部の室戸では深海に棲む金目鯛も高知県では多く獲られています。
当時室戸方面ではクジラ漁が行われており、マグロ漁へと移行した後、漁獲量の減少による資源の保護の為、沿岸漁業へと移行しました。その時は目鯛を主に獲っていましたが、その時偶然金目鯛がかかっていた所から始まったとの事。そこから少しずつ金目鯛へと漁獲の対象が変化し、主流になっていきました。
また、須崎市では「海のギャング」とも呼ばれているウツボが珍味として食べられていました。
一時期では須崎市内で研究団体も作られ、ウツボを活用したイベント「ウツボ祭り」が開かれるなどしていたのだそうです。

参考文献・出典サイト

高知県 | うちの郷土料理:農林水産省
須崎市 | 須崎のウツボ - 須崎市観光協会ホームページ
室戸市 | 金目鯛 | 一般社団法人室戸市観光協会

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高知県のご当地食文化

  • 皿鉢料理

    高知特有の食文化として有名なのはやはり「皿鉢料理」。高知の宴会では必要不可欠です。

  • 田舎寿司

    田舎寿司は全国的にも珍しい野菜を用いたお寿司で、りゅうきゅうや四方竹なども使用しています。

  • ぬた

    葉にんにくを食べる文化のある高知だから味わえる伝統的な調味料、「ぬた」。
    16世紀末、長宗我部元親が朝鮮の役から帰国した際に持ち込まれたのがルーツと言われてます。

  • アイスクリン

    アイスクリンは高知の夏を代表するスイーツです。さっぱりとした甘さと優しいくちどけが今でも多くの県民に愛され、夏の風物詩となっています。

  • 鍋焼きラーメン

    ご当地グルメ「鍋焼きラーメン」。元々は出前のラーメンを冷めることなくお客さんに届けるために土鍋を使い始めたそうです。

長年愛されている文化

高知県には長年県民から愛され続けている食文化が他にも沢山あります。とくに有名なところを挙げるなら「鍋焼きラーメン」や「皿鉢料理」。
鍋焼きラーメンは高知県須崎市のご当地グルメとして大人気で、アツアツの土鍋の中に鶏ガラスープの旨味が詰まっているラーメンです。由来としては出前の際に普通のどんぶりだと冷めてしまうことがあり、当時ホーロー鍋を用いて届けていたことが事の発端と言われています。
(その後ホーロー鍋から土鍋へと変わっていった)
皿鉢料理は40~50センチほどの大きさの大皿にカツオのたたきや田舎寿司といった、海・山の幸をふんだんに盛合せた料理の事をいいます。高知の宴会「おきゃく」では必要不可欠です。

参考文献・出典サイト

高知県 | うちの郷土料理:農林水産省
須崎市 | 鍋焼きラーメンとは

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