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山間の恵まれた環境で育つ農産物
作物の育ちやすい環境
高知県は、地形に恵まれた環境下で育つ農作物が多く、そのどれもが生産量の多さや高知独特の食べ方などで有名です。特に生姜やみょうが、柚子は日本国内の生産量で1位を占めており、それぞれ加工して作られた商品がお土産や化粧品として販売されています。
また、珍品として四方竹やいたどりが挙げられます。四方竹は秋のわずかな期間にしかとることのできない細長いタケノコで、生産量も決して多くはなく、保存方法が難しかったためなかなか県外への販売ができませんでした。ですが、近年では保存方法も安定し、量こそ多くはありませんが県外への輸出も増えてきました。いたどりは山間ではよく生えている植物ですが、食用として栽培されているのは高知県がほとんどです。
参考文献・出典サイト
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天然の清流だから味わえる体験
清流に棲む生き物たち
高知県に流れる清流「仁淀川」や「四万十川」などには数多くの水生生物が生息しており、中でも川エビ(テナガエビ)やモクズガニ(ツガニ)を食用としていただく文化があります。
しかし近年では漁獲保護のため、解漁期間がツガニは8月~10月末(地域によっては11月末まで)、テナガエビは6月~9月と限られています。
旬の時期であれば地元の飲食店や観光施設などで食べることができますので足を運んでみるといいかもしれません。
また清流付近の環境を利用し、鮎やウナギなどの養殖もおこなっています。特に養殖されたウナギは天然ものにも劣らない人気を誇っており、臭みがなく、脂っこすぎないのが特徴です。
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カツオだけじゃない!海の名産
漁獲量が多いのはカツオだけではない!
「高知県で漁獲量の多い魚といえば」と聞かれて第一に出るのはカツオが大半と思われがちですが、カツオだけではありません。高知県東部の室戸では深海に棲む金目鯛も高知県では多く獲られています。
当時室戸方面ではクジラ漁が行われており、マグロ漁へと移行した後、漁獲量の減少による資源の保護の為、沿岸漁業へと移行しました。その時は目鯛を主に獲っていましたが、その時偶然金目鯛がかかっていた所から始まったとの事。そこから少しずつ金目鯛へと漁獲の対象が変化し、主流になっていきました。
また、須崎市では「海のギャング」とも呼ばれているウツボが珍味として食べられていました。
一時期では須崎市内で研究団体も作られ、ウツボを活用したイベント「ウツボ祭り」が開かれるなどしていたのだそうです。
参考文献・出典サイト
高知県 | うちの郷土料理:農林水産省
須崎市 | 須崎のウツボ - 須崎市観光協会ホームページ
室戸市 | 金目鯛 | 一般社団法人室戸市観光協会
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高知県のご当地食文化
長年愛されている文化
高知県には長年県民から愛され続けている食文化が他にも沢山あります。とくに有名なところを挙げるなら「鍋焼きラーメン」や「皿鉢料理」。
鍋焼きラーメンは高知県須崎市のご当地グルメとして大人気で、アツアツの土鍋の中に鶏ガラスープの旨味が詰まっているラーメンです。由来としては出前の際に普通のどんぶりだと冷めてしまうことがあり、当時ホーロー鍋を用いて届けていたことが事の発端と言われています。
(その後ホーロー鍋から土鍋へと変わっていった)
皿鉢料理は40~50センチほどの大きさの大皿にカツオのたたきや田舎寿司といった、海・山の幸をふんだんに盛合せた料理の事をいいます。高知の宴会「おきゃく」では必要不可欠です。